生理痛はなぜ起こる?原因




生理痛の原因とは(2)



生理痛が起こる原因としては、生理というものの仕組みそのものが、どうしても痛みを起こしてしまう、ということが一つあげられます。

また別に、子宮になんらかの疾患があって、ひどい痛みを起こしてしまう、という場合もあります。

ひどい生理痛が起こるという症状が有名なのは、子宮内膜症です。

子宮内膜症は、本来はその名のとおり「子宮の内側だけ」にあるべき子宮内膜が、子宮の内側以外の場所にもできてしまう、という病気です。

子宮の内側以外の内膜、生理と同じサイクルで増殖や出血を繰り返しますし、また、体外に排泄することができないために、毎月の生理のたびに炎症を起こしてしまいます。

また、閉経するまで少しずつ進んでいってしまうと考えられます。

また、子宮腺筋症の場合にも、生理通がひどくなります。

子宮内膜が子宮の内側の筋層内に入り込んで増殖する、というものです。

この病気は、子宮内膜症に含める考え方もありましたが、現在は別の病気として考えられることが多いです。

また、MRIを撮って診断することで、病気の判別がつきますが、子宮筋腫との区別をすることが難しいようです。

子宮筋腫は、子宮に良性の腫瘍ができる状態です。

この病気自体は、生命をおびやかすといったことは、ありません。

ただし不妊症になったり、過多月経のために貧血になったりする、という場合もあります。


生理痛はなぜ起こる?原因
生理痛の原因とは(1)
生理痛の原因とは(2)
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(C)生理痛の知識(生理痛の原因〜生理痛緩和法)